与えられるのを待つのではなく、自ら積極的に行動することで道が開ける。
加藤 真生子
Kato Maiko
日本航空株式会社
金城学院高等学校 出身
私は小さい頃から外で遊ぶことが大好きでした。スポーツももちろん好きで、園児の頃から小学校4年生までは水泳をしていましたし、小学5年生から高校生までは硬式テニスに打ち込みました。中学、高校ではどちらも部活動の部長を務め、自分のパフォーマンスを高めるということだけでなく、仲間のことも気に掛けなければならない環境でした。この6年間の経験を通じて、目標を持ち、継続して努力することの大切さはもちろん、関わり合う仲間の大切さも実感し、大きく成長できたと思います。硬式テニスは主に個人競技でしたが、私は年に数回ある団体戦も好きでした。チームで同じ目標を共有し、切磋琢磨しながら集中して練習に励むことで一体感が深まっていくのを感じたからです。そういった経験をしたことから大学入学後は団体競技であるラクロスを選びました。ラクロスは「カレッジスポーツ」と呼ばれます。大学に入ってからはじめる人が多く、レベルに差のないところからスタートできる点もラクロスを選んだ理由の一つです。初めてメンバー争いも経験し、悔しい思いをすることもありましたが、自分自身のことだけを考えるのではなく、チームの勝敗や後輩の成長をうれしく感じるなど、チームスポーツの魅力をたくさん経験することができました。
私は大学に入学するまでは教員を目指していました。中学受験の時に支えてくださった小学校の先生や中学・高校時代にたくさんの助言やサポートをしてくださった先生方のように、小さなことでも気に掛けてあげられる教員になりたいと思っていましたし、スポーツを通じて経験した「人の成長」に関わることができるのは教員だと考えたからです。そこで教員養成カリキュラムが整っており、保健・体育科の免許を取得できる中京大学のスポーツ科学部を志望しました。入学してからはラクロスに打ち込むと同時に高校生の頃から興味があった海外にさらに目を向けるようになりました。大きな転機となったのは1年生の時に学部の授業で参加した「海外スポーツトレーナー研修」でした。最先端のスポーツトレーニングについて学んだり、アメリカで人気のあるNBAを観戦したりすることで新たな知識を得る機会となりました。この時は10日間という短期間でしたが、初めての海外経験だったこともあり、たくさんの刺激を受け、海外と日本の違いについてもっと知りたいと考えるようになりました。
外国の文化を肌身で経験したいという思いが強くなった私は2年次にセメスター留学に参加し、オーストラリアのゴールドコーストにあるグリフィス大学附属の語学学校に約3ヶ月半通いました。異文化の中で生活することは想像以上に大変なこともありましたが、価値観の違いなど、多くのことを考えるきっかけになりました。また、与えられるのを待つのではなく、積極的に自分から働きかけることの大切さを学ぶこともできたと思います。たくさんの国籍の人々と関わることの楽しさに気づいた私は客室乗務員を目指すようになりました。そのほか、中京大学では就職活動をサポートとしてくれる様々なセミナーも開講されています。それらをいかに活用できるかは自分次第。自分の人生なので貪欲に向かっていくことが大事だと思います。このように中京大学には様々なことにチャレンジできるフィールドや充実したサポート体制があります。私自身、学生生活の中で視野を広げることできたから現在があると感じています。みなさんもいろいろな方向にアンテナを張りながら学生生活を謳歌してください。
2018年12月取材