中京大学  スポーツ科学部

Voice

先輩の声

他県から来た不安を払拭してくれた仲間の存在と活動的な環境。

遠藤 毅也

Endo Takaya

神奈川県高等学校採用枠
長岡向陵高等学校 出身

高校3年生の時に対戦したチームの監督だった父も中京大学出身者。

野球を始めたのは小学生の時です。父はその頃から現在まで高校野球の監督をしており、3歳上の兄も野球をしていたので、「野球をするのが当然のこと」と考えていました。自然な成り行きで始めた野球にさらに熱中するようになったのは中学生の時にスタメンから外され、悔しさを感じたことがきっかけです。その時以来、それまでよりもずっと努力をするようになりました。高校3年生の春の大会で父が監督をしている高校と対戦し、1点差で勝てた試合がとても印象に残っています。勝利はしたものの私自身は普段通りのプレーをすることができませんでした。仲間の力で勝てたのを今でもはっきりと覚えています。また、父が指導してきた選手のプレーやチームの結束力などを見て、父の偉大さを改めて感じる出来事にもなりました。そんな父も兄も中京大学の出身です。身近に感じていたことが中京大学を志望したひとつの大きな理由ですし、「高いレベルで野球をしたい」と考えていたので、伝統があり、全国大会に何度も出場している野球部がある中京大学を第一志望に選びました。

積極的にチャレンジする姿勢が教員採用試験現役合格の要因のひとつに。

私は中学生の頃から「教師になりたい」と考えていました。教員採用試験で現役合格を果たしている先輩がたくさんいると聞いたのも中京大学を志望した理由です。この学校にはやりたいことを全力で応援してくれる環境もあります。私は他県から来たので最初は不安になることもありましたが、仲間や先輩との繋がり、そして活動的なこの環境の中でやりたいことが明確になっていきました。学校生活を振り返って特に良かったと感じるのはダンスのゼミナールを選択したことです。それまでの私は自己表現が苦手でした。「教師になるにはそういった力も必要だ」と考え、履修することを決めて実際にやってみたらダンスの楽しさに惹かれていきましたし、それまでにはなかった力が身に付いていくのを感じました。ダンスを通じた指導ボランティアで子どもと接する中で教師を志望する気持ちもさらに大きくなっていきました。「このゼミを経験していなければ教員採用試験に合格できなかっただろう」と考えるぐらい2年次のダンス履修と3年次のゼミナール選択は印象深いです。

率先して行動し、生徒を引っ張っていける教師が目標。

教員採用試験に向けてひたすら勉強していたのですが、くじけることも多くありました。そんな時に助けられたのが仲間の存在です。教師を目指す仲間同士で集まって勉強したり、面接練習をして指摘し合ったり、勉強が行き詰ったら実技の練習の延長線上ということでいろいろなスポーツをしてみたり。その勉強期間で知り合った仲間も大学在学中に得られた大切な財産です。また、教職支援課にも素晴らしいサポートをしていただきました。週に一回は面接練習や小論文対策などの学習会を開催していただきましたし、教員生活がどういったものかということまで様々なことを教えていただきました。これらのサポートがなければ合格することはできませんでした。教員採用試験が終わった後も教員生活に対する不安を聞いていただいたりアドバイスをしていただいたり、いつも本当にお世話になっています。現在の抱負は教師として一人前になることです。生徒のために、学校のために自分が何ができるかを考え、その上で自分の色を出していけたらと思っています。指導者としてまたスポーツに携われたらという希望もあります。一緒にプレーし、お手本を見せていきたいと思います。


2016年11月取材