中京大学  スポーツ科学部

Voice

先輩の声

自分の殻に籠らず、なんでも経験してみることで成長できる。

本田 浩幸

Honda Hiroyuki

公務員採用試験合格
江南高等学校 出身

最初は興味なかったのですが、やってみると意外にも魅了されたダンス。

仲が良かった友達が始めたことがきっかけで小学2年生の頃から野球に没頭してきました。小学5年生の時には愛知県大会で優勝することもできましたし、中学生の時には主将をつとめました。高校に入学してからは心機一転、陸上競技部に所属。走り高跳びを専門としてやってきました。ダンスに関しては大学生になるまで高校の文化祭の時に踊ったことがある程度で、ほとんどダンスとは無縁の生活を送ってきました。しかし大学2年生の時、ダンスの授業を履修し、その魅力に惹かれました。本格的にダンスに打ち込みたいと考え、主に創作ダンスに取り組んでいるダンス部の門を叩きましたが、顧問の先生の話を聞いた限りでは創作ダンスは私がイメージしていたダンス像とはかけ離れたものだと感じました。しかし、触れていくうちに徐々に魅了され、最終的にはダンス部に入部しました。その後、学生時代を通してダンスに魅了されていくとはその時は思っていませんでした。

部活に打ち込んでいたからこそ勝ち取ることができた人生で最高の思い出。

学生生活でもっとも深く印象に残っているのはやはり部活動です。少しでも多くの時間を作り出し、多くのことを犠牲にしながらたくさん練習しました。そんな中、22年間の人生のうちで一番と言えるほどの嬉しい思いも経験しましたし、一番と言えるほどの苦しい思いもしました。練習を重ねた結果、大学3年生の時の全国コンクールで第2位という成績を勝ち取ることができ、辛かったことの全てが吹き飛びました。この成果を得るまでに計り知れない程の努力をしてきたつもりでしたが、「努力した分だけ結果はついてくる」ということをこの時に改めて学びました。今でも人生で最高の思い出であり、私の一番の自慢です。学生の皆さんもなんでも良いのでひとつ打ち込めるものを見つけ、それに向かって一生懸命取り組んでいただきたいと思います。そういった活動が就職活動であったり、延いては将来の自分の財産になることを私は身を持って体験しました。

自分を追い込むことが難関の公務員試験を突破する原動力に。

私は一般企業の就職試験は一切受けませんでしたから、もし公務員試験に受からなかったら後がないという状況でした。そういった状況が自分を追い込み、合格に導いてくれたと思います。また、これからの人生約40年間働くことを考えると、「自分がやりたい!」と心底思える職業でないと続かないという気持ちが強かったため、とにかく「心からこれを仕事にしたい!」という職種を意識して就職活動をしました。公務員試験の勉強では特に筆記試験の勉強を重点に置き、図書館に2カ月間ほど籠って勉強しました。その際ですが、一人で頑張るのではなく、教員採用試験を受ける友人と一緒に勉強したことで続けられたと思います。これから社会人になると大学生の頃よりもはるかに自分の時間はなくなると想像しています。限られた自分の時間を使い、学生時代以上に行動範囲を広げ、視野も広げていきたいと思います。そして、そういった行動がより住みやすい地元の街作りに繋がっていくようにと考えています。今から実際に働くのが楽しみです。


2015年2月取材