中京大学  スポーツ科学部

Voice

先輩の声

明確な目標設定が大切なのは競技も人生も同じ。

チェ・チリョン

Che Chiryon

株式会社デサント
京都朝鮮中高級校 出身

その日の目標を持って質の高い練習を続けることが好結果に繋がった。

5歳の時に兄といっしょにスイミングスクールに通うようになりました。本格的に競泳をはじめたのは小学3年生の時。5年生からは毎年全国大会に出場してきましたが、あの頃は練習が嫌いでした。しかし中学2年生の時に恩師との出会いがあり、「なにのための練習か」を意識しながら練習に取り組むようになりました。中学校にも高校にもプールはなく、スイミングスクールでの練習だけでしたが、その日その日の目的を明確にし、短時間で集中して練習を続けることで、高校生3年生の時には国体に出場でき、インターハイでは7位に入賞することもできました。目標にしていた決勝進出を果たせ、恩師に感謝の気持ちを結果で返すことができたのに加え、出身県である京都の選手みんなが学校が違うにも関わらず私を応援してくれたことも良い思い出として印象に残っています。

部活の先生や先輩をはじめ、様々なアドバイスが得られるスポーツ科学部。

出身が同じ京都で、種目も同じ平泳ぎの尊敬する先輩が中京大学に進学しました。その人が進めてくれて私も中京大学への進学を望むようになりました。水泳界では「平泳ぎの中京」と言われるなど、特に平泳ぎが強く、しかも小さなスイミングスクールで練習してきた私には施設が充実しているこの大学は憧れの的でした。水泳部のみんなからは部活や勉強の時だけではなく、就職活動の時も良い刺激をたくさん受けました。キャリアセンター主催の講座は段階的に進むので実践的ですし、学生アドバイザー主催の講座もあり、就職活動に対するバックアップ体制は充実しています。また、スポーツ科学部の学生なら部活の先生や先輩からのアドバイスも受けられます。部活の先輩が一番身近ですし一番相談しやすいと思います。同じような生活をしていた先輩の就職活動に関する話をお聞きし、「部活を言い訳にはできない」と思いましたし、「自分も頑張らなければ!」と感じました。

身に付けたスキルを余すところなく今後の人生にも活かす。

私はこの会社を選んだ際、「小中高で学んだ朝鮮語・韓国語と水泳の経験の両方を活かせるのはこの仕事だ!」と考えました。スポーツを志して中京大学を選ぶ人にとっては部活が最優先の人も多いと思いますが、今までやってきた勉強をやめてしまうのはもったいないです。勉強も頑張って自分の財産になる知識を増やしてください。進学でも就職でも同じだと思いますが、憧れや知名度だけで決めるのではなく、「自分がやりたいことができそうか?」をしっかり調べながら活動をすれば後悔しないと思います。今後は選手が満足できる水着をいっしょに見付け、選手がより良い結果を出せるよういっしょに努力していきたいと考えています。水泳で学んだことを忘れず、身に付けた忍耐力や集中力を発揮し、細かいところにも気を配ることができるような、ちょっと素敵な社会人を目指して頑張っていきたいです。



2014年1月取材