Professors
教員紹介
Tomohiro Umemura
スポーツ健康科学科
梅村 朋弘 准教授
- 最終学歴・学位
- 北海道大学大学院医学研究科・博士(医学)
- 専攻分野
- 公衆衛生学、衛生学、労働衛生学、環境保健学、国際保健学
- 担当科目
- 衛生・公衆衛生学A、衛生・公衆衛生学B、労働衛生学A
- 学外活動
- 日本産業衛生学会(代議員)、日本衛生学会、日本公衆衛生学会、日本国際保健医療学会
研究・ゼミについて
衛生学および公衆衛生学に関するテーマに取り組んでいます。これらの学問領域は幅広く、扱うことのできるテーマも多岐にわたります。学部で開講している衛生学・公衆衛生学AおよびBの講義でとりあげた内容はその一例です。私自身は環境と健康との関係に関心を持っています。ここでいう「環境」とは私たちの身近にある住宅環境や職場環境といったものから、発展途上国に見られる不衛生な生活環境までを含みます。そうしたさまざまな環境がどのように人々の健康に影響を及ぼしているのかを明らかにすることを目指しています。
ゼミでは学生一人ひとりが自ら関心を持てるテーマを見つけ、そのテーマについて自分の手でデータを収集・分析し、考察を深めていくことを重視しています。その過程では、仲間と協力したり、議論を重ねて考えをブラッシュアップしたりすることも必要になります。また、場合によっては他の機関や組織との交渉、現地調査に向けた事前準備なども経験することになるでしょう。こうした一連のプロセスを通じて、社会に出てからも役立つ実践的なスキルを身につけていただきたいと考えています。
学外活動について
日本産業衛生学会、日本産業衛生学会東海地方会、日本衛生学会、日本公衆衛生学会、日本国際保健医療学会といった学会を中心に活動しております。また、豊田市開発審査会、五条川右岸浄化センター第三者委員会、五条川左岸浄化センター公害防止委員会、ふくい健康省エネ住宅推進協議会などに委員として参加しております。国際的な活動としてはJICA草の根技術協力事業(草の根協力支援型) に従事した経験があるほか、Institute for Indian Mother and Child (IIMC)の活動支援もしており、現地の学校で授業をすることがあります。

在学生へメッセージ
大学は「学ぶ場」ですが、その学びは教室や机の上に限られるものではありません。キャンパスの外にも、学びの機会は数多くあります。そしてその内容は学問にとどまりません。人との出会い、挑戦、成功や失敗など、日々の経験すべてが学びにつながります。限られた4年間、ぜひ積極的にさまざまなことに挑戦してください。うまくいかないこともあるかもしれませんが、その経験がいつか必ず役に立ち、みなさんの糧となります。
また、社会に出ると落ち着いて本を読む時間がなかなか取れなくなるものです。大学生の今だからこそ、たくさんの本に触れてください。それがきっと、視野を広げ、思考を深める助けになります。