教員紹介

子どもの運動やスポーツ、健康について、あらゆる観点から研究を行っています。これまでは、体育科・保健体育科教育の分野において、器械運動を中心に、動作の評価及び指導法について研究をしてきました。最近では、企業と連携したスポーツチーム対象のオンライン心理検査システムの開発や、学校現場における児童生徒のメンタルヘルスケアついて研究しています。また、共同研究として、身長の発育予測や思春期不器用に関する研究にも携わっています。
例えば、運動指導場面において、運動者が「上手くできない・なかなか上達しない」ことの背景には、単に技能の不足だけでなく、体格や筋力の違い、恐怖心や運動への意欲、周囲の環境や人間関係といったあらゆる要素が隠れている可能性があります。ゼミでは、一つの物事をあらゆる観点から捉える中で、自分自身が面白いと感じ、やりがいをもって取り組めるテーマを探っていただければと思います。

子どもの運動・スポーツ、発育発達、学校保健などに関わる学会に所属し、学会活動に参加しています。企業と連携して、スポーツ選手・チームのメンタルヘルスケアのためのシステム開発及びその社会実装に取り組んでいます。また、大阪府内の公園を活用した子どもの遊び場づくりの活動などにも協力しています。

これまで、修士課程の修了後、和歌山県の小学校教諭として勤務し、博士課程在学時にはベンチャー企業に勤め、そしてこの中京大学にやってきました。それぞれの場所で出会った方々、そこで触れた考え方や価値観は、とても貴重な財産となっています。
学生のみなさんには、大学生活でのあらゆる出会いを大切にして、今の自分と将来の自分を見つめ、挑戦と成長を積み重ねていってもらえたら嬉しいです。授業やゼミでは、学校保健の重要性、運動指導のあり方や奥深さについて、一緒に考えていきましょう！