中京大学  スポーツ科学部

Professors

教員紹介

Mokushi Koichi

スポーツ教育学科

杢子 耕一 教授

最終学歴・学位
東京大学大学院教育学研究科(修士課程)・修士(教育学)
専攻分野
体育科教育
担当科目
体育科教育法ⅠB・Ⅱ、教育実習Ⅰ、アカデミックスキルズ
学外活動
日本体育・スポーツ・健康学会、日本体育科教育学会、日本スポーツ教育学会
部活動
フェンシング部・部長

研究・ゼミについて

ゼミでは、学生同士が「教え合い、学び合う授業」を目指しています。例えば、自分の専門競技について、模擬授業形式や実技講習会形式で、お互いに教え合う活動をしています。実際には、レクリエーション的活動の部分もありますが、結果的にゼミ生同士のコミュニケーションが図られて、その後の活動に大いに役立っています。教員側からの働きかけでは、最新の教育事情の情報提供とICT関係の技能指導が中心です。前者では、意見交換などを行い、小論文や面接指導にもつなげています。後者は、コロナ禍により文科省のGIGAスクール構想が前倒しされ、学校現場がICT化の急激な波に襲われていることへの対応です。私自身、以前からオンライン教材の必要性は認識していたのですが、細々とのんびりと進めていた構想がここ1年で数年分の進歩を迫られました。ICTは、「授業力」に直結する部分での活用と日常業務の合理化への寄与も大きいと思います。教員は、即戦力が求められる立場でもありますので、ゼミでの卒業研究制作活動を通じて習熟を図りたいと考えています。

学外活動について

自分の専門分野に関連する学会に参加しています。私の専門分野は、教科教育の中でも特に教科書、学習指導要領ですので、小学校、中学校、高等学校用の体育・保健体育教科書の編集協力や執筆、補助教材の作成を行っています。過去に、文部科学省での教育行政経験もあります。その他、松阪市のスポーツ振興計画策定や小学校プール問題、愛知県の子供の体力向上問題など、行政機関の委員会の委員長も務めています。

在学生へメッセージ

スポーツ科学部の学生は、大学生として必要な学力に加えて、それぞれがスポーツの専門分野を持っているという特徴あります。「学力」+「実技力」です。大学に入って周りの学生を見ると日本代表レベルの学生もいて、少し自信を失っている人もいるかと思います。そういう人は、ぜひ「学力」×「実技力」の実力を高めて自分の特徴を活かすようにしてください。一つ一つの要素ではトップでなくても、二つの要素が組み合わされれば大変貴重な人材になると思います。