Professors
教員紹介
Funahashi Hiroaki
スポーツマネジメント学科
舟橋 弘晃 准教授
- 最終学歴・学位
- 早稲田大学スポーツ科学研究科博士後期課程修了・博士(スポーツ科学)
- 専攻分野
- スポーツ経済学、スポーツマネジメント
- 担当科目
- スポーツビジネス・産業論、スポーツ組織経営論、スポーツプロモーション論、スポーツマネジメント演習
- 学外活動
- 早稲田大学総合研究機構スポーツビジネス研究所 招聘研究員
研究・ゼミについて
競技力向上(エリートスポーツ)やスポーツ施設(スタジアム・アリーナ)といった比較的コストのかかるスポーツ政策分野の評価や改善のための研究を行っています。近年は経済学のインパクト評価手法を用いて、スポーツ分野における様々な外生的ショック(制度変更、イベント開催、チーム誕生など)の効果を因果推論することに関心を持っています。例えば、「プロスポーツチームの存在は地域に経済効果をもたらすのか?」、「スタジアム整備によって周辺地域の生活環境が変化するのか?」、「スポーツイベント開催によって地域で感染症は(本当に)拡大するのか?」といった研究の問いに対して、実際のデータを観察して、そこから得られる規則性に基づいて科学的な答えに迫るというものです。こうして導き出された科学的根拠(エビデンス)は質の高い政策的意思決定に役立ちます。私のゼミでは、グループ学習を通じて実証研究の基礎を身につけて、それを自ら設定したスポーツ分野の問題に応用できるように指導しています。
学外活動について
■主な学外活動
スポーツ庁「スポーツエコシステム構築推進検討委員会」座長/スポーツ庁「多様な世代が集う交流拠点としてのスタジアム・アリーナ選定」委員/スポーツ庁「参事官(地域振興担当)付技術審査委員会」技術審査専門員/スポーツ庁「参事官(民間スポーツ担当)付技術審査委員会」技術審査専門員/日本スポーツ協会「3巡目国スポ在り方事前検討WG」委員/日本政策投資銀行「スマート・ベニュー研究会」委員/アスリートプランニング「アスリートキャリア研究所」委員/三重県サッカー協会「Jクラブ誕生とスタジアム建設を推進する県民会議」顧問/Journal of Global Sport Management, Editorial Board Member/各種スタジアム・アリーナ整備事業・構想協議会の委員・アドバイザー など
■所属学会
日本スポーツ産業学会/日本スポーツマネジメント学会
在学生へメッセージ
日本のスポーツ政策には、事後的な検証が実施されず、その政策や投資にどのような効果があったのか(もしくは、なかったのか)判然としないものが多くあります。科学的な検証に基づく「エビデンスベースト」のスポーツ政策--これを考える上で、スポーツ経済学は必要不可欠な学問です。「科学的根拠に基づいたスポーツ政策・ビジネスを考えたい」、「スポーツを通じて社会を豊かにすることに関心がある」、「スポーツ経済学についてインテンシブに学びたい」という思いのある方は、本学スポーツマネジメント学科への入学ならびに舟橋ゼミの履修を是非検討してみて下さい!