教員紹介

　柔道の競技力向上を目的として、主に記述的ゲームパフォーマンス分析を用いた研究に取り組んでいます。現在は、トップレベルの国際大会を対象として「どのような戦術行動（技の種類や組み手、その他）がスコア獲得に影響を及ぼすのか」をテーマに研究しています。柔道競技はルール変更の影響を強く受ける競技であることから、定期的に様々なデータを抽出し、価値のある情報（インテリジェンス）を指導現場に届けることが重要です。
　ゼミでは、柔道の資格（審判員や指導員）を取得して、地域の小中高生を対象とした練習会や講習会、審判活動を行います。これらの活動によって得られた資金は、海外で柔道を指導する際の費用（渡航費、宿泊費）にまわし、積極的に国際交流を図ります。これまでに、オーストラリア、ロシア、イタリアなど、多くの国へ足を運びました。JICAと中京大学との連携事業の一環で、アルゼンチンにも柔道を指導しに行きました。世界中に普及した柔道を通じて、国内外の人との繋がりを深めていきます。

JOC強化スタッフ・全日本柔道連盟強化委員会科学研究部（KAKEN）の一員として、柔道の日本代表チームのサポート（アナリスト）をしています。リオ五輪（2016）では選手団とともに現地入りし、我々が開発したGOJIRAという分析ツールを駆使して、史上最多12個のメダル獲得に貢献しました。GIJIRAはインターネット環境さえあれば場所を選ばずに使用できるため、世界中で行われているほぼすべての国際大会を日本から分析することができます。KAKENにはインターン制度があるので、学生でも日本代表チームに携わることができます。柔道の日本代表チームをサポートし、他の競技ではなかなか味わえない「世界一」を経験してみませんか！？

大学４年間でしかできないことは何だろう。
大学４年間でしかできないことを全力でやろう。
Take it easy!!