教員紹介

私は、これまでスポーツのグローバル化に関心を持ち、異文化の視点を通して、日本スポーツ文化の特質を相対化する研究を行なってきた。比較文化という手法を通して、日本スポーツ界に起る暴力問題、バスケットボール指導者のコーチング哲学、運動部活動の改革、タトゥーを彫る日本人スポーツ選手の身体意識について研究している。ゼミでは、体育・スポーツに関する社会問題（例：e-スポーツや子どもの体力低下など）に関して知的に探究し、学外での研修や調査を通して、スポーツと社会に関する視野を広めることを目指す。特に、大学近隣のNPO団体や小学校部活動へのボランティア活動等を行う予定である。調査結果に基づく学外発表を行い、卒業論文の執筆につなげる。このゼミでは、教職志望者でも一般就職のどちらでも社会に出て役に立つ能力の育成を目指す。部活動の大会などでの欠席は考慮する。

日本体育学会体育哲学専門分科会などに所属し、国内外で精力的に研究発表を行っている。

中国の思想家の朱熹は「少年老いやすく学なりがたし」という言葉を残しています。大学の4年間は、あっという間に過ぎていき、卒業までにもっと学んでおけばと思う学生は少なくありません。中京大学の豊田キャンパスの環境を十分に生かして、悔いのない学生生活を送ってください。