学科紹介

スポーツビジネスやマネジメントの現場を訪問し、観察・学修することを目的として、秋学期の集中講義で実施します。今日スポーツビジネスは世界的な成長市場として注目されており、なかでもアメリカは最大の市場を構成し、最も先進的とされています。この授業では、スポーツビジネス先進国アメリカ（主にカリフォルニア）において、プロスポーツチームやスタジアム、スポーツ用品製造メーカー、流通産業、自治体、大学等の現場訪問を通して、ビジネスの実際や動向について理解を深めます。

マーケティングとは、消費者のニーズ（needs）やウォンツ（wants）を満たすための活動を言います。授業では、人々の「するスポーツ」・「みるスポーツ」のニーズやウォンツを満たし、消費・満足・再購入してもらうために欠かせないマーケティングの基本的な考え方・活動について理解します。スポーツ独自の特性を踏まえたマーケティングミックス・マーケティング計画・ブランドマネジメント・スポンサーシップ・消費者行動・消費者心理などをテーマとして取り上げ、発展著しいスポーツ市場やスポーツビジネスを取り巻く問題や課題について考察します。

スポーツツーリズムは、スポーツ活動への参加や観戦等を目的に移動を伴って目的地に宿泊滞在するような活動を指し、経済的な視点や地域振興という観点からも国内外で多くの注目を浴びるようになっています。実際、スポーツを軸に観光客誘致を積極的に展開する自治体も少なくありません。新たな産業として、また地域振興の手段として注目されるようになったスポーツツーリズムについて、その歴史的発展と現状等を概観するとともに、地域開発や振興という視点からその役割や問題点、また今後の課題等について学修します。