独占インタビュー

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高校時代までに様々な葛藤を経験

Q1.新体操をはじめたきっかけや思い出を教えてください。

小学生の頃は野球や水泳といったスポーツの習い事をしており、新体操もそのうちのひとつでした。両親が新体操の指導者だったため、当初は連れて行かれていたようなものでしたが、小学5年生の時に初めて大会に出たことがきっかけとなって楽しさを感じるようになっていきました。実は小学生時代で一番印象に残っている出来事はその初試合中に演技を忘れてしまったことです。悔しいことも経験しながら少しずつ新体操にのめり込んでいき、中学生に上がる頃には新体操一筋になっていました。

Q2. 中学生から高校生時代にかけてはどのように取り組みましたか。

中学生になってからは勝ち負けにこだわるようになりました。遊戯性より競技性に目が向き、練習が嫌になってしまった時もありました。それでも練習を続け、中学3年生の全国大会で初優勝できた時の感動は今でも忘れられません。そこからさらに誰よりもうまくなりたい気持ちが強くなりました。それまではコーチの指示に従うだけでしたが、高校の3年間は上達するためにどうしたら良いのかを意識して取り組み、欠点を補うための練習も自らするようになりました。スポーツを理論的に理解しなければいけないと考えるようになったのも高校生になってからです。

競技人として可能性が広がった中京大学への進学

Q3.中京大学を志望するようになったきっかけを教えてください。

必要性は感じていたものの実際には高校時代まではスポーツに関する専門知識を全く持っておらず、ただ練習を繰り返しているだけでした。以前からの夢だった新体操の指導者になるためには本格的にスポーツの知識を学ぶ必要があります。もちろん大学に進学してからも新体操のパフォーマンス向上を目指したいと考えていました。この大学の建学の精神は「学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ」です。私が目指すまさにその姿でしたので中京大学に進学したいと考えるようになりました。

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高校時代はインターハイや選抜大会で活躍。全日本インカレや全日本選手権での連覇を目指して猛練習中。

Q4.中京大学のスポーツに関する施設やカリキュラムの充実度は。

非常に充実しています。まずフィットネスが広く、様々な部活が活躍する大学であるため、器具もたくさんの種類が備わっています。酸素ルームのような最先端トレーニング施設まで用意されている大学は他にはあまりないと思います。また、カリキュラムの面では学んだスポーツ科学の知識を競技に活かすことができるという良さがあります。失敗した時も原因をすぐに解明しやすく、改善に繋げられる環境だと思います。違う競技のトップアスリートと触れ合う中でスポーツに対する考え方や見方が変わってきましたし、自分の足りない要素を見つけることもできました。

Q5. スポーツの専門知識を学ぶ中で印象に残っていることは。

器械運動の体育実技指導法の時間、自分では当たり前にできる技のやり方を仲間の学生にうまく伝えることができないということがありました。その時、理論的に説明できるようにならないといけないということを強く感じました。振り返ってみるとその時の先生である三上教授はどうしたらうまくできるのか、成功できるのかを丁寧に説明されていました。身体の動きの順序がとても重要であることはもちろん、ケガ防止のための準備の説明までされていたことが印象に残っています。指導者の在るべき姿を見ることができた出来事でした。

スポーツを通じて成長できた現在の自分

Q6. スポーツを通じて培えたことを教えてください。

私は自ら進んで行動するような性格ではなく、指示がないと動けない人間でした。パフォーマンスを向上させたいという強い気持ちがあったため、自らコーチに相談したりする中で積極的に行動できる性格になっていったと感じています。また、上手になったことを実感したり技が成功した時に感じる大きな喜びはスポーツを続けるモチベーションの源です。そのモチベーションを長くキープする力も身についたと思います。スポーツによって私は身体だけでなく心まで生まれ変わることができました。

Q7. スランプに陥った時に脱出する臼井流の方法は。

自分流とまでは言えませんが、うまく技ができなかったり調子が悪いような気がした時はポジティブな気持ちでいるように心掛けています。寝る前に1日を振り返り、「明日は違う自分に生まれ変わろう」と自己暗示を掛けることもあります。ただし、それでも簡単に気持ちが切り替わらない時があります。そんな時は、あるメンタルトレーナーの方に教えていただいた「失敗を恐れて何もしないより行動して失敗する方が得るものがはるかに多い」という言葉を思い出すようにしています。そして積極的に行動に移すのみです!

中京大学を目指す高校生の皆さんに向けて

Q8. 中京大学に進学するとどんなことが得られますか。

日本や世界で活躍したいと強く願っていても競技力を向上させるだけでは不十分です。文武両道の精神を持っており、また、積極的に行動に移すことのできる人が勝利や成功をつかむことができるのだと私は考えています。社会に出て活躍したいと考えている人にとっても同じことが言えると思います。中京大学は建学の精神にあるように学術とスポーツのパフォーマンスを両方ともに養うことができる学校。私はここで学ぶことで考え方のヒントを得ることができました。また、この大学の学生として活躍させていただいていることに誇りも持っています。

Q9.今後の抱負、将来の目標を教えてください。

男子新体操は70年ほどの歴史がある日本発祥のスポーツです。女子新体操はオリンピックでも行われているのですが、男子新体操はなかなか国際化が進みません。私は体操競技・新体操競技の指導者になり、男子新体操の国際化に向けての活動も行っていきたいと考えています。力強さと芸術性が融合したこの競技をさらに広めていく活動をしたいのです。そのためには、より豊富な知識を得て、競技力向上のための的確なコーチングができるようになることが大切。誰にでも伝わる指導方法を身に付けることが目標です。

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自ら考えた練習メニューやスケジュールを着実に実行していく中で自立力をも身につけた臼井選手。
臼井優華(うすいゆうが)プロフィール
中京大学スポーツ科学部3年
1994年6月10日生まれ 岐阜県大垣市出身
2013年 西日本学生選手権(西日本インカレ) 個人総合優勝
2013年 全日本学生選手権(全日本インカレ) 個人総合4位入賞
2014年 西日本学生選手権(西日本インカレ) 個人総合優勝
2014年 全日本学生選手権(全日本インカレ) 個人総合優勝
2014年 全日本新体操選手権大会 個人総合準優勝
2015年 全日本新体操選手権大会 個人総合準優勝


2016年1月取材

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